第7章基礎プラクティス〜つづきのつづき

  • 四半期サイクル

四半期に固執するという意味ではないだろう。

チームが反省し、侵食していることに気づかないボトルネックを見つけるための適切な間隔でもある。

チームが生み出す製品、システム、サービス…。商品のライフサイクルやリードタイム。プロセスや人のサイクルそしてその相似となる何らかのサイクル毎になんらかのPDCAがなければ、顧客にも届かず人や組織も成長しない。
何をテーマにカイゼンするかは、チームの目的によって異なる。

  • ゆとり

ゆとりというタイトルは適切?
安全値、安心値を隠さず、必要なムダを公にしなければならない。

  • 10分ビルド、常時結合

人間の感覚によくあう時間を標準として設定する。標準は絶対ではなく、異常を認識するためのただのものさし。
原則は三現主義「現地・現物・現認」常に本物を生成し、本物がそこにある。品質の証拠は本物で。

製造ブツは、本物でテストできない。故に正しい製品をつくるプロセスが存在することを信じ、プロセスが正しいこと(否、定義されたプロセスを守っていること)を証明することでしか、確率論的に製品の正しさを証明できない。(破壊強度とか連続使用とか全ての製品をテストできない。)

しかし、ソフトウェアは本物でテストできる。だから常に本物を生成し、本物でテストするのだ。

ソフトウェアの品質管理の人たちは、本物でテストできない製造業の品質管理の概念を誤って持ち込んでいないだろうか?

基本的な考え方を整理することができません…。
テスト???品質は工程でつくりこむ。
ちゃんと品質管理を勉強する必要があると感じています。
製造業の品質管理を学習しようと考えています。
ソフトウェアの品質管理はどうも嘘くさい。というか、品質管理の人と開発者の距離が離れすぎている。

  • インクリメンタル設計、まとめ

全てを最初から正しくおこなうことは出来ない。人は必ず間違える。正しいことを理解している人は顧客も含め誰もいない。
目的に向かって、進行方向に向かって、朝令暮改しながら。