2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

たどりつけないが、予定。

フロントローディングの誤解を解いて、ハードウェアの製造(平たく言うとトヨタ生産方式)ではなく、ハードウェアの開発(トヨタ製品開発システム)にこそソフトウェアの学ぶべきところが多いとことを主張する。そして、トヨタ生産方式やトヨタ製品開発シス…

金型

先日書いたフロントローディングの話で、製造時に検出した不具合による手戻りの例として、「金型」とか書いてしまいました。 金型自体の製造と理解されうる記述でした。本来意図していたところは、例えば、組立に使用する部品の不具合が、部品を作成する金型…

開発と製造と設計

開発は、まだ世の中にないあたらしいモノ(価値あるモノ)をつくりだすこと。 製造は、価値を実体へつくりこむこと。 設計は、モノのつくりを形式知化したもの。形式知化すること。開発は一個目の製造である。同じモノを複数つくる場合には、開発後に2個目を…

フロントローディング2

フロントローディングは現象である。と先日の日記フロントローディング - 銀髪の記憶に書きました。 ハードウェアのフロントローディングは、現象ではありながらもその現象をコントロールする手法が一体化されているため、『現象である』と名言明言されてい…

三河振り

TPSと三河の文化とはよく結び付けられがちだが、果たしてそうか? 三河人の気性を利用するために挙母(ころも)=現豊田市に工場を置いたとも聞く。 隣接する尾張人や遠江人などの利や機に敏い商業気質の文化を持つ人々が、三河人を利用する構図が見えないだ…

人間性尊重

トヨタの人。というか、自動車組立のTPSのプロの人がトヨタ生産方式そうTPSについてかたるとき、光がさすような清々しさを感じさせる。 しかし、かれらがソフトウェア、ソフトウェア開発、ソフトウェア開発者について語るとき、とたんに説得力を失い、胡散臭…

あわせて読もうと思う。

思うところあって、今読まなければならない。勘違いかも知れないけれど。 過去に斜め読みした次の2冊。トヨタ製品開発システム作者: ジェームズ・M・モーガン,ジェフリー・K・ライカー,稲垣公夫出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/02/15メディア: 単行本…

発注したよ

イノベーションの神話作者: Scott Berkun,村上雅章出版社/メーカー: オライリー・ジャパン発売日: 2007/10/29メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 213回この商品を含むブログ (68件) を見る奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ作者: リカルド・セムラ…

祝!出版〜リーン開発の本質

リーン開発の本質作者: メアリー・ポッペンディーク,トム・ポッペンディーク,高嶋優子,天野勝,平鍋健児出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/02/07メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 141回この商品を含むブログ (67件) を見るプロセスプラントでリーン…

オーケストラをメタファに?

オーケストラをメタファに組織論的HogeHogeを語るTPSっぽい人をときどき見かけますが、機能とか構造とかのみを取り出してオーケストラを語るのは勘弁して欲しいなぁ。 仕返しに、TPSをメタファにオーケストラを語ってやろうかしら。サイトウキネンさえ 所詮…

フロントローディング

自分の身近でソフトウェアのフロントローディングということばをよく聞くようになったのだけれど疑問点もいくつかある。 フロントローディングというのは、コレ。 製造業において、不具合その他の要求による手戻りを防ぐため、製品企画開発段階で品質をつく…

BSCは結構イケてる。

『プロセスの視点』は、『顧客の視点』と『学習と成長の視点』の間にある。顧客に向けて、人に人たちに支えられなければ、プロセス云々してもはじまらない。 そして、どんなプロセスも人に人たちによって支えられる。高度なプロセスは学習し成長した人たちで…

LSDとTPS

Amazonの広告で自分のブログのエントリに大野耐一さんの本が出てた。 大野さんの著作は確か2冊。両方ともゴーストライタの存在は明らかにされていて、そのゴーストさん(三戸節雄さん)の著作も最近何冊かでているのだけれど、広告に出ていたのはこの一冊。…

見える化と見せる化と可視化その2

TPS

先に、同タイトルで書いたのだけれど、「見せる化」ということばが気になってしまい、ちょっとググッテ見た。あぁ、そう誤解されているのか。 見える化と可視化が同一視されている。 見える化=可視化 見える化(すなわち可視化)だけでは何も生まれない。 …

書初め

書初めというには遅い時期な気もするけれど家族3人で書初め。 昨年をふりかえるだとか、今年の目標だとかは全く関係なしに、とりとめもなくといった材で。今年は千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]を見ていたものだから『ゆ』とか書いてる。 去年は天空の城ラ…

見える化と見せる化と可視化

TPS

id:mame_n さんが、[id:mame_n:20080113]で、 上長から「見せる化しろ」と言われ、何かとっても違和感があった とおっしゃっている。 私自身、現場の見える化にかかわることが多いのだが、 「見える化しろ」という上長 「やらされ感」のつよいメンバ という…

LSD2邦題決定〜リーン開発の本質

リーンソフトウェア開発第2版 Implementing Lean Software Development: From Concept to Cash (Addison-Wesley Signature Series (Beck)) 通称 LSD2 の邦訳版タイトルを翻訳者の天野さんに教えて頂いた。 邦題:「リーン開発の本質 ソフトウエア開発に活か…

リーンソフトウェア開発第2版

Implementing Lean Software Development: From Concept to Cash (Addison-Wesley Signature Series (Beck))作者: Mary Poppendieck, Tom Poppendieck出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional発売日: 2006/09/07メディア: ペーパーバック クリック: 2…

変化に対応

TPS

造詣が深いという意味ではなく、ホンモノのTPSの方にお話を伺うとても幸運な機会があった。 一個流しというのだけれど、私は別に一個じゃなくても良いと思うのです。絶対一個じゃなきゃダメと言う方もいます。しかし、出来るところでやればよいと私は思うの…

シリーズで出版とは。ひょっとして4×2?

ライカーのトヨタ本。全4巻シリーズ(人材開発、企業文化、プロセス、問題解決)のうち先ずは人材開発が出版されたとのことで、Amazonにて発注。上下2分冊の構成のようです。全4巻シリーズというものの、4×2の8冊になるのかな?トヨタ経営大全1人材開発 上作…

何に学ぶか

ソフトウェア開発プロセス何から学ぶか?というと、建設(建築?)からTPS/リーン生産に見られるような、“ものづくり”と言われること(もの?)に移りはじめて久しいと思うのだけれど、“ものづくり”の人たちが、ダーウィンとかラマルクとか今西錦司といった…

まだ発注しない

積読をもう少し解消してから。すべては音楽から生まれる (PHP新書)作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2007/12/14メディア: 新書購入: 4人 クリック: 82回この商品を含むブログ (54件) を見る