第12章計画:スコープの管理

見積・計画とは、チームの生産性を知り、それを向上させるためのフィードバックを得るためのベースラインをつくることだ。

XPでの計画は食料品の買い物に似ている。

そう、より価値の高いものに自らもてるリソースを費やさなければならない。必要でないものにリソースを費やすこと、必要でないもの自体、それらはムダだ。
ムダを見極める。ウラを返せば、価値を見極める。計画においてその行為をし続けることが、より価値ある=魅力品質の高いソフトウェアを生み出すチームに成長していくということなのだ。

机に向かっている時間をいくら増やしても、創造的な作業の生産性を向上させることにはならない。

単に一つの作業の生産性(?)を云々してもはじまらない。それに多くの場合『生産性』とは単なる『作業効率』をさしていないだろうか。1000行コードを書くのに2時間かかります。的な…。
1イテレーションあたりに生み産み出される価値こそが生産性。
稼働率と可動率は分けて考えよう。
稼働率と可動率についてはこちら。

職場の「かんばん方式」2-トヨタ式人づくり 改善塾

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93頁の<生産性=稼働率×可動率>に詳しい。